SMBCカップ 東京ブロック大会レポート


SMBCカップ第19回全国小学生タグラグビー大会にトライ・アタックからライズ、トラスト、ユースの3チームがチャレンジ。一次予選としておよそ一か月かけておこなわれた調布、辰巳、府中での3ラウンドを戦い抜き、ライズが見事、東京ブロック大会への出場権を獲得しました。

1月29日に八王子でおこなわれた東京ブロック大会では、ついに歴史的な勝利をあげることができました。
トライ・アタックは過去何度も東京ブロック大会へと駒を進めるものの、1勝が遠く、今年も強豪がひしめく前半の予選グループではチャレンジャーとして厳しい戦いを覚悟で臨みました。1試合目から集中力切らさず相手に食らいつき、予選リーグ最後の試合では手に汗握る接戦を2対1の僅差で制し、東京ブロック大会での初勝利をつかみ取りました。後半の順位決定リーグでもさらに1勝を積み重ね、トライ・アタックの20年の歴史に大きな足跡を残しました。

この大会での選手たちの頑張りは攻守ともに目を見張るものがありました。
どんな強い相手にも、あきらめず前に出続ける、粘り強いディフェンス。
サインプレーに頼り過ぎず状況に応じて、プレーヤー同士、声を掛け合いコミュニケーションを常に取りながら、ベストな戦術を選択するクリエイティブなアタック。子供たちのGoodでブラボーな試合を見て、コーチもつい感極まりました。

いたずらに勝利至上主義にはしらず、ラグビーの楽しさを味わいながら、規律を保ち、集中力、結束力を高め、チームとしての完成度を上げていく・・・トライ・アタックの理念を、選手たちは見事に体現してくれました。
本当に子どもたちの力は計り知れないと、普段教える側のコーチもあらためて実感しました。子どもたちはコーチを信じてここまでやってくれましたし、逆に、子どもたちから学ぶことがたくさんあったな、という思いを強くしたSMBCカップでした。

このような結果を残すことができたのは、メンバーだけの力、担当コーチの力だけではないことはいうまでもありません。
普段の練習からバックアップを惜しまなかった他のコーチ、パパスタッフのみなさん。大人数でのチーム運営に日ごろから多大な協力をしてくださった保護者のみなさんなど多くの方の支えがあってこその結果だと思います。
特に、いつでも子どもたちに深い愛情をもって接してくださった保護者のみなさんのご支援がなければ、20年の歴史を積み重ね、ここまでたどり着くことはできなかったでしょう。この場をかりてあらためて深くお礼を申し上げます。

すべての試合が終わった後のミーティングでは、子どもたちのやり遂げた充実感と、もっとできるはず!という少し悔しい気持ちが表情に表れていたのがとても印象的でした。

やはり、ラグビーは最高なスポーツですね。
SMBCカップに参加したメンバーは、この貴重な経験を忘れずに、また次のステップを踏んでほしいです。